ファクタリングを利用したいが即日支払いが可能な理由が分からない、もしかして違法?と思ってしまう方もいるのではないでしょうか。
即日自社に対して支払いが可能な理由の解説と、覚えておきたい利用時の注意点についてご説明します。
なぜ即日支払いが可能?
ファクタリングとは会社が保有する売掛金などの債権を業者が買い取り、現金化するサービスです。
融資や借入とは異なり、ファクタリング会社の責任の元、債権の買い取り、回収が行われ、法に左右されないという点がポイントです。
ファクタリング会社を運営する上で「即日入金可能」とうたう方が、利用者が増え売上が上がります。
また、銀行融資は会社の信用性を重要視しますが、ファクタリングは売掛債権の信用性を重要視します。
銀行融資であれば、財務諸表や、身分証、納税証明書などの数々の書類を提出して初めて審査に入るのに対し、取引先の信用情報のみで判断される為、審査が早いことも即日入金を実現しているポイントです。
手数料高すぎない?違法では?
結論からいうと、どんなに高い手数料であっても、違法ということはありません。
なぜならば、ファクタリングの手数料は、借入ではない為、法で定められていません。
ただ、「即日払い」が可能な2社間ファクタリングについては、回収した売掛金をファクタリング会社に直接入金する必要があり、ファクタリング会社にとってはリスクが高い為、手数料も3社間と異なり高額になります。
違法ではないものの、法外な手数料がかかる会社を利用すると、利益を圧迫してしまう為、手数料を払ってでも現金化するメリットをしっかり考えて利用してください。
また、ファクタリング自体が違法なのではと思う方もおられるかもしれませんが、民法第466条「債権の譲渡性」で「債権は譲り渡すことができる」と定められています。