起業されたばかりの方だと、潤沢に事業投資が出来ず、即日資金が必要な際に困ってしまうこともあります。
ファクタリングを利用することで、手数料はかかりますが、売掛金を即日現金化することが可能です。
起業したばかりの会社がファクタリングを利用できるのか、どのような点が審査の基準になるのか説明します。
起業したばかりでも利用できる?
ファクタリングには、ファクタリング会社と自社の2社間か、それに売掛先を入れた3者間で行われます。
3社間の場合は、創業年数に関わらずほぼ全ての会社で、起業したばかりの会社でも利用することが可能です。
これは、3社間で取引が行われる場合、ファクタリング会社の口座に直接売掛金が支払われるので、貸倒になる確率が低いからです。
2社間の場合、一度売掛先(取引先)から自社が回収してから、入金することになりますので、ファクタリング会社にとっては、リスクが高くなります。
2社間の場合は、取引先の承諾は必要ないが審査に時間がかかり、3社間の場合は取引先の承諾が必要だが、審査の時間は短いと覚えておきましょう。
入金までのスピードは2社間であれば即日可能、3社間であれば1週間前後となります。
赤字決算でも利用できる?
経営をしていると、情勢や、需要と供給に左右され、必ずしも毎年黒字とは限りません。
ファクタリングであれば、融資ではないため、赤字決算でも即日現金化が可能です。
ファクタリングにおける審査は、自社の経営状態を審査するものではなく、債権の信用度や、譲渡される売掛債権に回収の見込みがあるのかが重要なポイントです。
審査されるのは自社の信用度ではなく、取引先の信用度です。
赤字決算の他にも、税金の未納、社会保険料の滞納など、通常銀行融資で審査されるような項目についても調査はされません。
即日現金が必要になった時の相談先として、常に手数料の比較や、ファクタリング会社の信頼度など、事前に調べておくようにしましょう。