ファクタリングは、売掛金を現金化するだけではなく、節税効果という大きなメリットがあります。
決算前など、必要に応じて即日ファクタリングを利用してみるのも手です。
ファクタリングが節税になる理由を詳細にご説明します。
なぜ節税になる?
ファクタリングを即日利用することで、節税効果が得られます。
例として、10万円の商品を請求書払いで販売し、貸倒引当金繰入率は3%、手数料を3,000円として考えてみましょう。
まず売上時の仕訳は「【借方】売掛金:100,000【貸方】売上:100,000」。
この債権を即日ファクタリングを実施した場合の仕訳は「【借方】現金:97,000円 支払割引料:3,000円【貸方】売掛金100,000円」となります。
即日ファクタリングを使用しなかった場合の仕訳は現金化されず、貸倒引当金の計上となる為、「【借方】貸倒引当金繰入:3,000円【貸方】貸倒引当金:3,000円」となります。
2021年現在、税務上貸倒引当金の計上が認められる法人は、資本金1億円以下の中小企業、銀行保険会社、リース債権を有する法人のみですので、該当しない場合は、貸倒引当金繰入を損金として算入することはできません。
一方で、ファクタリングを実施した場合の支払割引料は損金として算入することが出来る為、本来課税所得である貸倒引当金繰入を損金に変えマイナスすることが可能です。
節税以外にも財務上、大きなメリットが!
ファクタリングを利用することで、即日現金化が可能です。
もっと深く読み取ってみると、ファクタリングを利用することで売掛債権を現金化することが出来ます。
ファクタリング調達した資金を使って、借入金などの有利子負債を返済することが可能です。
これによって、貸借対照表の負債の部が減少することになり、負債株主資本率を下げることが可能です。
負債株主資本率を下げることで、財政面のイメージアップにつながり、金融機関からの資金調達を受けやすくなります。